標準型の証
どのメーカーでも、標準型は上着裏地に「標準マーク」が付着されています。標準型であればメーカーが異なってもデザインに大きな違いはございません。
改造してはいけません
いくら標準型マークが学生服に付いていても、改造してしまっては標準型の意味がなくなるのと同じです。
体型には個人差がございますので生活に支障をきたすお直しは多くの学校でも正当化されますが、必要のないお直しは改造(変形)とみなされますのでご注意願います。
詰襟学生服は全国の中学生や高校生に着用いただく最もポピュラーな制服です。
その学校の多くが「標準型学生服」の着用を義務づけており、標準マークが認定された学生服を正しく着用しなければなりません。

標準型学生服とは、一定基準に合格した学生服のみに与えられる称号で詰襟学生服の原形とされています。
主にデザイン(形)に厳しい基準を設け、ポケットやボタンなどの仕様も審査の対象となります。
それらの基準を満たした学生服は標準型学生服の認定を受けます。
(ちなみに、素材や色などは審査範囲に含まれません。)
以下の表は標準型学生服の審査基準です。
難しい内容になりますので、生徒様や保護者様には特に関係のない内容となりますので読み流されて結構です。
上衣 基準(170A)
上衣丈 総丈の1/2±2cm [身長-23cm/2±2cm]
襟の高さ 白無地とする。[但し、文字の色はゴールド、シルバーグレーの3色としブランドネーム、キャッチフレーズ(品位あるもの)入り、単色使いで可。位置は中心1ヶ所(10cm以内)]
襟吊
襟釛
布地製のこと。
(華美にならないこと。金属製、樹脂製、特殊ヒモ類は不可。)
襟釛の色はシルバー、ブロンズ、黒のみ可。
釦前身 おしゃれは釦(ボタン)は不可。5個(チェンジ釦は可)見本帳による。
釦袖 2個(釦は裏地まで通し縫いとする)チェーンステッチは不可。
袖口用チェンジ釦は可。但し見本ズバリとし、申請によるものとする。
釦止メ 地色は黒とする。(金属製は可)文字は黒、白、ゴールド、シルバーの4色とし、単色扱いとする。七宝的なもの及び使用上不必要な装飾的なものは不可。見本帳による。
ポケット脇 脇ポケットのコインポケットは認める。
(但し、コインポケットにコンシールファスナーを取り付けても良い)
雨ブタ巾は5cm±0.5cmとする。
内ポケット 切りポケット、ファスナー付及び雨ブタ付は可。
(但し、ファスナードロップに飾りメタル等は不可)
・内臓ポケットは横のみ可。縦は不可。
・チケットポケットは縦、横は可。斜めは不可。
胸ポケット 胸ハコのフチは2.4cm±0.2cmとする。
ポケットライン ポケットラインはほぼ水平以外は不可。
胴の部分 極端なウエストのしぼりは不可。
カド フロント裾、雨ブタのカドは小丸味のみ可。(1円玉程度の大きさ)
袖口 筒状又はあきみせ状以外は不可。(袖割可能な作りは不可。袖伸ばし仕立ては可。)袖口巾は15cm±1cmとする。
前合せ ファスナー使用は不可。
ダーツ ダーツの有無は問わない。(1本は可)
ステッチ等(表) ステッチは不可。
ステッチ等(裏) ステッチ、パイピング共に黒は可。
裏地 黒無地とする。(メッシュは可)見本帳による。
袖裏 黒無地とする。
ポケット地 黒無地とする。
上衣丈
並びに
第5釦から
裾までのサイズ
サイズ 上衣丈 第5釦から裾までのサイズ
160A 66.5〜70.5cm 21.5〜24.5cm
170A 71.5〜75.5cm 23.0〜26.0cm
180A 76.5〜80.5cm 24.5〜27.5cm
【注意点】
本文は標準型の基本となる説明と、一般的とされる学校状況や習慣を前提に説明をいたしております。
学校によって校則が異なり、地域によって着用習慣に差がございます。
また着用にも個人差がございますので、
全てにおいて適切なアドバイスができると限りませんことをご了承願います。