【ダブル仕上げ】
スソ丈が外に折り返してあるスソ上げをダブル仕上げと呼びます。現在はほとんど見かけず、昭和時代に人気のあったダブルです。
新入学生でもダブルは行わなくなりました。

ダブル仕上げもシングル同様に当店無料でスソ上げをいたしております。
ダブルご利用のさいには、「スソ上げ」で股下をお選びいただき、ご注文者入力ページの「通信欄」にてダブル幅(例:3cm)を記入ください。

ダブル作業は2〜3日かかることがございます。
【平均股下】
身長170cmでの平均股下は76cm(当店調べ)。ただし股下には個人差があり、履き位置によっても大きく左右されます。
 【商品の総丈・股下】
お直しをしていない既製品時のスラックス総丈は約120cm。股下は約90cmございます。
【基本仕様】
仕上デザイン シングル
専用ミシンでシングル縫いをいたしますので、表面に縫い糸は出ません。裏の縫い糸を切断いただければスソは開きますので、再直しも可能です。
A
折り返し幅
約10cm
スソまくり幅を基本10cm残しておりますので、それ以上の長い丈は切除しております。まくり幅10cmあれば再直しで約9cmまでスソ出しが可能です。
ただし、丈の長い(脚の長い人の)スソ上げでは10cmのまくり幅が取れませんので、まくり幅は10cm以下になり切除はございません。

また、ボンタンのスソ上げはシルエットの構造上まくり10cmがとれません。まくり6〜8cmになることがございます。


*まくり幅はご希望で長さを指定できます。ご注文画面の通信欄にて「まくり幅6cm」などとご指定ください。
注意事項 スソ上げをした商品は、交換返品ができませんのでご了承願います。
スソ上げご利用の場合は、「股下」か「総丈」の長さをスラックスご購入時にご指定ください。
股下と総丈の測り方は下記にご説明をさせていただきます。
股からスソまでの長さを測る計測方法です。
1、スラックスを用意する

ご自身が使用しているスラックスを用意し平面に寝かせます。寝かせたスラックスは両端を軽く引っ張り、たるみを無くして下さい。
2、上側脚を開く

下側の丈の長さを計測しますので、上側の脚を開きます。
3、メジャーを用意する

1m計測可能なメジャーを用意し、0cmを足の付け根に合わせます(2画面の赤点位置)。
4、メジャーを伸ばす

メジャーの0cmを固定してメジャーを丈まで伸ばします。
スラックス真横の縫いラインに沿ってメジャーを伸ばしてください。
5、計測

伸ばしたメジャーを元に、スソ丈が何cmあるか計測します。
計測した値がそのスラックスの股下の長さです。
上記の作業で計測したスラックスの股下を元に、股下±αでご希望の値を決定してください。
計測したスラックスより短い丈の長さを希望する場合は、「股下−短め分」。
計測したスラックスより長い丈の長さを希望する場合は、「股下+長め分」。

希望股下が決まりましたら、スラックスご注文画面の「スソ上げ」リストでご希望の股下を選択願います。
腰からスソまでの端から端を測る計測方法です。
股上を含めた長さも計測しますので、股上+股下=総丈という式になります。
1、スラックスを用意する

ご自身が使用しているスラックスを用意し平面に寝かせます。寝かせたスラックスは両端を軽く引っ張り、たるみを無くして下さい。
2、メジャーを用意する

1m以上計測可能なメジャーを用意し、0cmをベルト側の端に合わせます。スラックス真横の縫いラインに沿ってメジャーを伸ばしてください。
3、計測

伸ばしたメジャーを元に、スソ丈が何cmあるか計測します。
計測した値がそのスラックスの総丈の長さです。
(総丈目安として、身長170cmの方で100cm以上になるかと思います。)
上記の作業で計測したスラックスの股下を元に、総丈±αでご希望の値を決定してください。
計測したスラックスより短い丈の長さを希望する場合は、「総丈−短め分」。
計測したスラックスより長い丈の長さを希望する場合は、「総丈+長め分」。

希望総丈が決まりましたら、
スラックスご注文画面の「スソ上げ」リストで「それ以外」を選択し、ご注文画面(ショッピングカートの次ページ)にある「通信欄」にご希望の総丈を記載願います。 【通信欄記載例】 総丈105cm
ワタリとスソ幅に大きな差があるスラックスでスソ上げを行う場合、デザインや丈の長さによって仕上りに差が生じます。縫製上やむをえない仕上りとなりますのでご了承願います。
ボンタン型スラックスを赤線ライン(股下約76cm)でスソ上げを行います。
股下以下の生地を内側に折り、内側に折った生地に色をつけた画像です。

通常はこの状態で「スソ」を「内生地」に縫い合わせていきますが、双方の面積が合わないために赤丸のような空間ができてしまいます。これではスソ上げがうまくできません。
そこで、スソの面積を広くし内生地面積と合わせるためスソをカット(橙色線)します。
面積が合った位置でスソと内生地を縫い合わせていきます。
スソ上げが仕上がった完成画像です。

上記作業でV字にカットしたことから、スソも若干V字型に仕上がっております。こちらで正常なスソ仕上げとなります。

画像は平面に寝かせていますので角度が目立ちますが、履いた状態では目立ちません。当店の技術ではこのようなスソ上げとなりますのでご了承願います。
股下が短い場合もスソの仕上がりに変形が起こりますのでご了承願います。
ボンタン型スラックスを赤線ライン(股下約60cm)でスソ上げを行います。
まくり分以降の丈生地は裁断をしてスソ上げした画像です。

股下が短いため、ヒザ位置でスソ上げをした状態になります。これではボンタンの特徴でもある細いスソを演出できません。