学生服には様々な素材が存在し、世の中に数百種類と言われています。
多くの学校では素材の義務化はなく、お客様の判断で素材をお選びいただくようになっています。
このページでは素材の種類と特徴をご説明いたします。
学生服に使われる素材は「ウール」と「ポリエステル」を原料としたカシドス織の素材を用い、
その素材割合で大きく3種類の素材(生地)が存在します。

標準型では色々な素材で商品化されておりますが、
変形型ではポリエステル100%素材でしか商品化されておりません。
(つまり、ウールを含んだ変形学生服はメーカーで販売されていません。)
素材 標準型 変形型
ポリエステル100%
ウール20%ポリエステル80%
(またはウール30%ポリエステル70%)
×
ウール50%ポリエステル50% ×
○: 商品化   ×: 生産なし
なお、今日ではウール100%学生服の需要低下が影響し、各メーカーで純毛学生服は生産されなくなりました。
ウールの最高含有率は現在50%となっております。
当店の扱う変形学生服は メーカーが異なっても品質の同等な素材を使用しています。
ポリエステル100%では高級な「スーパーブラック」「ハイブラック」を使用しており、繊維に黒染色をした加工の素材となります。上着とスラックスでメーカーが異なっても安心してご着用いただけます。
黒のポリエステル100%素材の中では最高品質を誇るオールシーズン用のポリエステル100%素材。繊維の芯から奥深いクロを表現したスーパーブラック加工のカシドス素材です。洗濯機での丸洗いも可能。
当ホームページの商品説明では、「スーパーブラック」や「ハイブラック」などの加工表記を「スーパーブラック」として総称いたしております。メーカーによって名称が異なる程度で品質に差がなく、誤解を避けることから総称いたしておりますのでご了承願います。
厳密には、メーカーによって名称が異なりますのでご紹介いたします。
スーパーブラック ・・・ JOHNNY KEY/POKER FACE/EAGLE FEATHER
ハイブラック ・・・ BLACK1
特定名称なし ・・・ BENCOUGAR/極KIWAME/RIVAX
南北に長い日本列島では寒い地域から暑い地域も存在し環境や生活習慣も異なります。
北海道などの寒い地域では保温力の優れるウールを、沖縄などの暑い地域では通気性の良いポリエステルが適しています。日本のあらゆる環境に対応できるよう標準型学生服には3種類の素材が存在します。

また学生服の用途や目的も人それぞれ。入学から卒業まで3年間着用する人や、買い換えや臨時的に着用する人もおられます。3年間着用する方には丈夫な素材を必要としますが、こまめに買い換えをする方や一時的な方に高価な素材は不経済になります。

ご利用者の環境や要望に対応できるよう学生服の素材は数種類存在します。
北海道・東北・関東・信越・北陸
に定評のウール混合素材
【利点】
・保温力に優れる
・特殊加工や機能に優れる
・柔らかい
【欠点】
・お値段が高い

(またはウール30%ポリ70%)
東海・中部・関西・中国
に定評のウール混合素材
【利点】
・ウール混合でリーズナブル
・適度な保温力と通気性
・特殊加工や機能を装備
【欠点】
・光沢しやすい(痛みが早い)
・お直し跡が目立つ
・素材がやや硬い
中国・四国・九州・沖縄
に定評の化学繊維素材
【利点】
・リーズナブル
・繊維組織が強い
・通気性や速乾性に優れる
【欠点】
・はじめから光沢感がある
・光沢や変色しやすい(痛みやすい)
・お直し跡が目立つ
・素材が硬い
品質・加工や素材特有の風合いにより、同じ黒色でも若干異なる学生服カシドス素材。
当店取扱素材を比較しやすいよう一堂に撮影をいたしましたのでご参考にしてください。