標準型スラックスとは学生スラックスの基本形とされ、全国の中学高校で最も多く着用されるスタンダードなスラックスです。標準型には必ず認証マークが固着され、基本の学生服と見分けやすいように表示がされています。

標準型とデザインが統一されることで、どのメーカーやどこの販売店で購入しても、またオサガリでも、安心した学生服を着用できる利点がございます。この標準型とは、日被連が定めた基準に合格した学生服とスラックスのみに与えられる認定証であり全国共通となっております。
標準型特有のアクセサリー
ななめポケット アマブタなし玉ポケット 標準マーク
両ポケットが「ハの字」になって角度があるポケット。(⇔縦ポケット)
*縦ポケットでも標準型は存在します。
後ろポケットにアマブタは存在しません。 左腹部の裏地に標準型学生服の認証マークが固着するもの。
標準型は下記のような細かい基準を全て満たしたスラックスのみ認定を受けています。
(オレンジ文字は当店の補足説明)
スラックス 基準
腰の型 切替タイプ、切替なしタイプ共に可。 ←腰帯のこと
股上 極端に深いもの、浅いものは不可。
オビ巾 3,5cm〜4cmとする。腰後のセンター割は不可。 ←腰帯幅は3.5〜4cm、Vカットは不可
タック ノータック、ワンタックは可。 ←ツータックは不可
タック巾 タック巾は2cmまでとする。
(但しW72cm以下は1,5cmまで)
ベルト通し 数は7〜9本、長さは4〜5cm、下がりは1,5cmまで可。後ろの並列のみ可。(但し並列の間は1cm以上とする)ループ巾は、0,8cm〜1,2cmまでとする。
ポケット脇 斜、縦以外は不可。
・コインポケットを認める。 ←腰元のミニポケット
(但し、ポケット口より内に2cm以上あけること)
・コインポケットにコンシールファスナーを取り付けてもよい。
ポケット後 切ポケット以外は不可。(但し、両玉、片玉は1cmまでとする)
腰裏ポケット 腰裏の札入れは可。(前身) ←裏ポケットは可
雨ブタ等 雨ブタ、特殊ヒモ類は不可。
ピス ピスネームは不可。飾りシツケは不可。
腰裏 黒、グレー、濃紺、クリームは可。
ポケット地 黒、グレー、濃紺、クリームは可。
ワタリ
ヒザ巾
スソ巾
スソ口
ダブルの折り返し巾は3〜4cmが標準です。
Wサイズ ワタリ巾 ヒザ巾 スソ巾
66cm 28〜31cm 20〜24cm 20〜22cm
70cm 29〜32cm 21〜25cm 21〜23cm
76cm 30〜34cm 22〜26,5cm 22〜23,5cm
82cm 32〜36cm 22〜27cm 22〜24cm
88cm 34〜38cm 24〜29cm 23〜25cm
1、ヒザ巾はスソ巾に対し
(イ)Wサイズ74cmまでの製品は最大+2cmまでとする。
(ロ)Wサイズ76〜82cmまでの製品は最大+3cmまでとする。
(ハ)Wサイズ84〜100cmまでの製品は最大+4cmまでとする。
(ニ)Wサイズ100cm以上の製品は別注扱いとする。
尚、上記以外のサイズ製品は同上のサイズを基準とした製品作成とする。
(注)
・ワタリ巾とは股の付け根部分のサイズとする。
・ヒザ巾とは全ての製品について股の付け根部分より下30cmの位置とする。
1995年発行資料より