ワタリとはスラックスのモモ幅を意味します。
お客様から、「商品のワタリを計測したらワタリ表示と異なっていた」、
「イメージしたモモ幅より広すぎた」など、
ワタリに関するお問い合わせが多いため、ワタリの法則についてご説明いたします。
ワタリの計測は、スラックスを平面状に寝かせ、脚の付け根あたりのモモ幅を直線で計測した値になります。
スソ幅は購入時のスソ丈を計測した値になり、ヒザ幅はワタリより約20cm下を計測した値になります。

なお、ワタリもスソ幅も周囲での計測ではございませんのでご注意願います。
周囲に換算すると「ワタリ×2面=周囲」となります。(例:ワタリ34cm×2=周囲68cm)
たったワタリ1cmの差でも周囲にすると2cmの差になりますので、ワタリは慎重にお選び願います。
ウエストサイズが大きくなると、尻幅も広くなります。尻幅が広くなればワタリも広くなります。
ウエスト回りだけ大きく広げられないため、ウエスト・尻幅・ワタリの順にバランスよく広がっていきます。
ちなみに、スソ幅の変化はほとんどなくワンサイズあたりの違いが0.0〜0.5cm程度です。
イメージW73cm イメージW85cm イメージW100cm
学生スラックスには必ずワタリ表示がなされて販売されていますが、
ワタリ表示には決まりごとがあり、必ずMサイズ(*1)で計測したワタリで表示しています。
基準サイズのワタリで表示することで、商品のデザインや区別がつきやすいよう導入されているのが理由のひとつです。この決まりごとは全メーカー共通で、標準型スラックスも同じく扱われております。
サイズ S M L LL XL(3L・EL) 90 95 100
実際のワタリ 表示より
−1cm
表示値 表示より
+1cm
表示より
+2cm
表示より
+3cm
表示より
+6cm
表示より
+7cm
表示より
+8cm
*商品やメーカーによってワタリ変動値は若干異なります。
例えば、ワタリ34cm表示のスラックスでも、XLサイズでの実測値は37cmにおよびます。
上記表のように、実際のワタリはサイズによって異なりますのでご注意願います。
(*1) 商品サイズにMサイズが存在しない商品は、Lサイズでワタリ実測値を表示する場合がございます。
ワタリは1cmの違いでファッション性が変化するほど、ワタリ選びは最も重要な項目です。
ワタリの「太い・細い」は人それぞれ感じ方が異なりますが、
当店の経験と高校生(店舗利用)の反応をもとにワタリのご紹介をさせていただきます。
ワタリ 説  明 高校生の人気度
34cm 標準型スラックスと同じワタリで、一般的なモモ幅です。
35cm 言われなければ標準型とそんなに変わらないモモ幅です。
ただし、スケーターは尻幅が広いため、同じワタリ35cmのストレートよりは太く感じます。
36cm モモにゆとりや膨らみを感じるワタリで、この36cm以上から標準型スラックスと似つかなくなります。チョット太めが欲しい方に人気の36cmです。
37cm あきらかに変形スラックスとわかるワタリの太さで、太モモに生地のタルミやシワが生じてきます。
38cm 全体的にブカツキ感があり、他人の目から見ても広く感じます。
太いスラックスが欲しい方に人気の38cmです。
40cm 多くの人が太過ぎると感じだす広さです。
ボンタン全盛期ではワタリ40cmが平気な時代でしたが、現在ではあまり履く人が少ないワタリ40cmです。